20111206

須磨漁港朝市


生まれて初めて食べるために魚を「シメタ」。
生きてるものの息の根を止める。
自分の鼓動がドクドクしてるのに、
同じ様に止まりそうに感じる。
思わず「ごめんなさい」と謝りながら、刺す。
骨の先まで必ず美味しく食べようと誓う。


先日、須磨漁港の朝市へ遊びにいった。
馴染みの呑み屋ニュートラルのお兄ちゃんたちが
板宿の市場・黒田の蒲鉾屋さんのお手伝いで
おでんを出す、ということで誘ってくれた。

初めてのイベントだったそうだけど、
朝早くから大勢のお客さんで賑わってた。
お祭り。
お目当ての無料の100杯限定「漁師汁」にも
何とかありつけた!カニが入って美味しい!
もちろんおでんもサイコー!!
熱燗も・・・

あれこれ食べたり威勢のいいお魚たち見たり
ドンドンテンション上がる。
大きなチヌ1匹¥1000、
カワイイ形のハリイカ¥600、
鍋用のお野菜たちや一夜干しなど
しっかりお買い物☆

そして楽しみにしていた漁師船に乗って
漁港をぐるっと回る¥200、これまたサイコー!!
気のいい漁師のおっちゃんが、
船待ちしてるお客さんを自分の船に乗せてくれて
急遽漁港巡りしてくれた!ステキなおっちゃん!
ありがとう。
次、釣りに行く時またお願いします。

と、さんざん楽しんで帰路へ。
いよいよ魚の血抜き作業。
出刃包丁もなく、適当なナイフもないので、
思いついたのが「彫刻刀」

どんな状態が血が抜けてるのか
さっぱりわからず、ちゃんと魚を苦しめずに
絞めれたのかもよくわからず、、、
できる限りの事をした。
大きいチヌだったので、本当にバンバンって
暴れて怖かった。
でも、これから先 ワタシは魚を釣って自分で
ちゃんと食べる準備をできるようになりたいから
いっぱい勉強になった。

そしてその晩、いよいよ解体。
タチウオを三枚におろした事はあったけど、
こんなデカイ魚は初めてで、
しかも彫刻刀と切れない包丁で挑む。
案の定、悪戦苦闘で2時間半…
刺身用の半身、塩焼き用にもう半身、
そして残りのアラ(だいぶん身もついていたけど)
は お鍋へゴー!
血抜きもほぼOK 身も綺麗で、
ボロボロだけど、刺身もコリコリしてサイキョー
アラの鍋、シンプルな塩焼き、
どれも泣きたくなるくらい美味しい!
ちゃんと「美味しく食べる!」という誓いが
まっとうされて少し安心した。

チヌ、イカさんありがとう。
もっと上手にシメテ さばけて
もっと美味しく食べれるように頑張る。

この朝市「今後も春秋に行いたい」
という漁師さんのお話。
ゼヒとも楽しみにしたい☆

神戸・須磨、すばらしい地元だな。


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