20140928

町あるき民藝みる休日@とっとり

 山歩きはよろこんで行くけど、
町歩きは近頃苦手な感じ・・・
だけど充実した「休日」を得るために気分を
変えて、村や山を抜け出し「町」へ出かけた。

目指すはおとなり「鳥取」。
ちかい…
でも、街中を歩くのははじめて。
発見が山盛りで、ホントに
笑いのある楽しい探索。
あえて裏道を通る。直ぐに目に止まった
「竹細工」屋さん。
この扉!!!かわいすぎる!!!
竹かご+竹ひごに夢中なワタシは
ピッタリ吸い寄せられた。
なんなんやろなぁ〜この何とも言えない、
色とか。風化具合とか。



 その向こうにはまたまた惹かれるお住まい。
イヤーーー、裏道すばらしい。

しばし休憩。食事するお店がセレクトできる?
ことにちょっと感動・・・いろいろ悩んだあげく
イタリアン「Tana-Capriccio」さんへ。
落ち着く雰囲気のオシャレすぎない、どこか
家庭的なお店で、これはかなりドンピシャ!!
お味も濃すぎず、素材の風味がしっかり感じられる
おいしいーーーランチ☆
ボードに書いてある料理を片っ端から
食べてみたくなる、そんな感じ。

かなりおいしかった!コロッケ!
お持ち帰りしたい。
 秋刀魚と茄子のパスタ。
秋刀魚の風味がオイルにまわって、うまい〜

自家製パンはそのままはもちろん、
パスタソースを付けても、ホントにおいしい。

ホタテとアスパラのリゾット。
優しくって、何も言うことなし。
あぁーーーぜいたく〜〜。
また来る。ボードのお料理、ワインと一緒に
全部食べたい。いいなぁ〜。



さて、またフラフラと。
鳥取市街地の裏界隈はナイトライフが
充実してる。この雰囲気、去年10月に
沖縄で参加した写真のワークショップに似てる。
その時も、那覇の町を練り歩いて写真撮った。
気になるお家や建物、お店の看板とか。
そんなのが多かったなぁ。
写真見てもらった先生に「キョロキョロしてるね」
って・・確かに。
神戸では少なくなってきた、この通りの
空気。なんか気になる。






着いたこの日はザンネンながらお休みだった
「鳥取工藝美術館」。
翌日再チャレンジしてお邪魔した。

ここを訪れるまで、美術館のことはよく知らず、
ここへ来てはじめて「吉田璋也」さんのことを
知った。「吉田璋也は柳宗悦が見出した民藝の美を
現代の日常の生活に取り入れることを願い、
昭和6年(1931)故郷で医院を開業すると
同時に新たな事業を起します。…(サイト引用)」
http://shoyayoshida.jp/
吉田さんが開業された医院が道を挟んで
迎えに建っていることや、その医院の建築や
家具もご自身で設計されたことも知り、この日は
当時の診察室を再現した展示が始まった初日だった。

ワタシは民藝運動のこともよく知らないけど、
「民藝品を作っても流通・販売して生活者に届け
ならない。」「この施設は美と生活を結ぶことを
企図している美術館なのです。」
そのような思いで作られている事に、共感する。
2階のアジア各地域の民芸品たちも居心地
良さそうだし、私自身もいつまでも座って眺めて
いたくなるような居心地良さを感じた。
自分が今はじめている紙漉や竹かご+ヒゴの
暮らしのことと大きくリンクしつつ、
お昼間見た町の風景やネオンの看板、
町の暮らし、山の暮らし、いろいろグルグルする。


夜は三朝温泉のみささ美術館でおこなわれる
「夜のコンサート(ヴィオラ)」に参加するべく、
鹿野を通り過ぎ、山越え。
「投入堂」を通り過ぎる。

久しぶりの三朝温泉。
なんだか変わりつつあるのかなぁ〜?
どうなのかなぁ〜?
というような雰囲気の温泉街。
そんな温泉街の一角にチャペルのような
ヴァイオリン展示場+コンサートスペースと
お隣に製作工房が並んでる。
山際にあってイイ感じ。

実はこの後、カメラの電池が切れて
アレコレ写真が撮られず・・ザンネン。

夜のコンサートが始まるまで温泉に入り、
居酒屋をハシゴ。2件目の「ガキ大将」は
めちゃお母さんええ人でよかったなぁ〜。
で、メインのコンサートはお腹いっぱい、
ほろ酔いに、ロウソクをガンガン燃やしてる
会場がかなりホットで・・・・
すっかり居心地よく寝てしまった・・・
それはそれでまぁいっか。

翌日は「投入堂」入山や鹿野で行われている
週末イベントも保留して、
日本海沿いを再び鳥取市街目指してドライブ。
ブラブラ町あるき。
一つ入ってみたかった「森の生活者」。
ベーグル屋さんなんだけど、PAPERSKYの
10月に行われるイベントの会場の一つ。
http://www.papersky.jp/2014/08/20/tour-de-nippon-in-tottori/
サイクリングしながら鳥取の民藝に親しむ
というイベントで、参加したかったけど
長須の秋祭りとかぶって見送り。
なので一足お先に、来てしまった。



鳥取ふしぎ。
今時のオシャレな具合とネオンな感じが
ゆるゆると交わって、昔の神戸・元町高架下を
思い出させる。

最後に着物古着のツメ放題に遭遇、
スパークして終了。