20120527

大盛況に終わった「Canta!Timor」






神戸で行われた「Canta!Timor」、
FMわぃわぃでのお仕事の時にゲストで来られていた
「いいとiito」さん(神戸上映会主催者)に声をかけていただいて、
2012.05.16いってきました!
上映会後のライブ♪エゴさんステキ*みんなノリノリ☆


インドネシアとティモールの歴史、知らなかった。
もっと世界には知られていないこの様な事実は
たくさんたくさんあるのだろう。
パッと思い出すのはルワンダ虐殺とベルギーの支配。
ナチスドイツとユダヤ人。
日本人と朝鮮・中国の人々。
この映画を見てより一層感じたのは、
私自身がインドネシアの兵士に、
虐殺する側になる可能性が大きくあるという事。
自分の中に「虐殺する」自分がいるという事を知る。
ある日突然、隣に住む人々を殺す事ができる自分がいる。
そう気付かされたのは「戦争の世紀を超えて」という
森達也さんと姜尚中さんの本を読んだ時だ。
今まで自分はが虐殺した人々を非難し、虐殺された人々の側に
立っているような気分でいた。そう望んでいた。
でも、半分は間違い。半分は虐殺した人々も同じ人間。
虐殺をしないためにも、自分もしてしまうかもしれない、
という疑いや危うさ、緊張感を持っていたい。


そして、もう一つ。
ルワンダの事を知った時、背後にベルギーという国があった事。
ティモールに対して日本がした事。
ちょうどこの歴史の時に私は何も知らずに思わずに、
のらりくらり日本で暮らしていた。
私がこうやって元気で生きていられるのも、
ティモールの土地から人々からたくさんの物を命を
摂取してきたからなのだ。
それを知らない事は直接虐殺をした事よりも、
もっと罪が深い、吐き気がする思いだ。


今、少しずつ「死刑」について勉強中。
極端だけど、きっと日本人のほとんどは「死刑」に値する。


摂取をしない生き方は、できないけれど
どのような摂取をしているかを知って、
それに対して謙虚な気持ちで、減らせるところは減らして
「ありがとう」という気持ちを持つ事。
今、私がしたい事、することはそこにある。
今、ここで、日本で、神戸で、長田・須磨で。